Peaceful Tree

主に加藤和樹さんを中心とした観劇やライブ参戦の記録やまとめ。考察や妄想もあるのでご注意ください。

【考察というか妄想】ラストの怪物について

ラストシーンの怪物。私の中では、

・アンリの記憶を持った怪物

・怪物の中に別人格のアンリがいる

この2パターンかなと今のところ思っています。 どっちのルートも好きだしありえるし、日によって演じ方も表現も違うから、受け取れるものも回替りで違ってきて、毎回新鮮な感覚になれることがとても楽しい♪

アンリの別人格が存在する方では、身体の中で散々ビクターへの復讐を見させられ続けたアンリが、一瞬の隙をついて怪物の身体を奪い自分をビクターに撃たせて(しかしそれはビクターを孤独にさせるという怪物の意図するところでもあるので、わざと身体を奪わせた可能性もある)、二人で重なって死ぬというある意味ハピエン。ビクターとアンリは最後に意思疎通が叶い、怪物は復讐の本懐を遂げる。ハピエンだよね?← (これはひとつ前の記事の妄想参照)

アンリの記憶を持った怪物のパターンは、「傷」のシーンが北極より後のシーンとなるのが私好み。ひとり生き延び、だんだんと浮かぶ記憶がどちらのものなのか怪物の中でもわからなくなってく中で、♪ひとりの 男がいた♪と歌い出す怪物。その脳裏には、北極での対峙とそこに至るまでのアンリとビクターと怪物がいるのかなと。そう考えると、「道に迷ってしまった」という言葉は、怪物が復讐を遂げアンリはビクターを失って、怪物が生きる意味を失ったからかな…孤独の中、ひとり記憶だけを抱えて生きていく怪物。とても哀しくて、めっちゃ好み←

…と、ここまで考えて、ハッと気づいた。これI'll be thereの歌詞、そのまんまじゃないの?そんなこと考えてなかったのに、そこに行き着いたことにめちゃびっくりした…