Peaceful Tree

主に加藤和樹さんを中心とした観劇やライブ参戦の記録やまとめ。考察や妄想もあるのでご注意ください。

【観劇記録】フランケンシュタイン かきかず楽2幕感想 20220222

◆20200222 梅田芸術劇場大ホール

※基本的に大阪2/22のかきかず楽(二幕)の感想です。せっかくなので和樹くんパートを全部拾ってしまえ!という無謀な試み。一部柿ビクターも。二幕はそれほど回で変わる要素がないと思って油断してたらとんでもなく長くなりました…(笑)。いつの回のものなのかわからないのとかもあるので、ご了承ください。シーン抜けてるとこあってもご容赦を。長いよ(笑)。

・柿ビクターの、出てきた瞬間の王子様感。あれほんとすごい。階段の降り方とか、立ち止まる間とか、本当王子様で毎回びっくりしてた。消えた怪物のことが頭から離れることはないけど、ジュリアのことも大切に思ってることが伝わるやりとり好き。

・突然高いところから現れる怪物。ここの佇まいと照明の青が美しくて、音楽もちょっと宗教音楽的な雰囲気。「ビクター=フランケンシュタイン、」という第一声も、アンリとは違う低く怒りを孕んだ声色で、高所から地に立つビクターを見下ろす様子が、ヒトとは違う存在が現れたような印象になってて大好き。

・「喋れるのか…」と聞かれて失笑する怪物。ほんとビクター、もうちょっと先にかける言葉があったでしょと思わずにはいられないけど、この反応こそが研究者だよなぁと。

・「俺にはその男の記憶はない。」と言い切る怪物。いや、あるでしょ← 初演を1回だけ観た時は、日記を読んで知識としてアンリのことは知ってるけど記憶はないのかなと思ったんだけど、違うね。この怪物は、ほぼほぼアンリの記憶を取り戻してる。じゃ、なぜ「ない」と言ったのか…アンリが自分の中に残っていないと思わせる方が、ビクターの絶望を煽れるからかな…この怪物ならそれくらい考えてそう←

・ビクターの日記を投げ捨てる怪物。きっと怪物は繰り返しこの日記を読んで、この時点で内容はほぼ頭に入ってるんだろうなと…なにせアンリの頭脳だから。(生前のアンリが驚いていた記述も読んだんだよね?教えて←)ビクターはこの日記の存在で、突然現れたこの男が本当に自分が生み出したあの生命なのだと、生存本能しかなかった生命が3年でここまでの知性を持ったのだと悟るんだと思う。そして、その命が「アンリではない」ことも。(怪物がミスリードしてる)

・望みはなんだ、と聞かれて、「そう、俺には望みがある」と答える怪物は満足げに暗い笑いをこぼす。この笑い大好きだった。このシーン、自我を持った怪物としては創造主とのファーストコンタクト。創造主が自分を認識し、驚き、問いかけてくることに満足しているのかも。大阪の怪物は、この辺りの雰囲気の凄みが増していて、理知的というかヒトを超えた何かになっている気すらしてた。

・「俺と同じ想いを味合わせてやる。」「流し続けた血と涙の…」ここの一連のセリフに込められた恨みが凄い。闘技場のシーンに行く前から、怪物の姿、表情とこのセリフと声色で、想像を絶する修羅場をくぐってきたのだなと分かる。かきかず楽のここの凄み、人外感溢れてて大好きでした。こんなの、人間の柿ビクター勝てないって。勝てるわけない(笑)。

・♪逃亡者♪ この歌、アンリ/怪物の歌の中でも大好きな曲。セリフから自然に歌に入って、怪物が城から逃げた後が語られる。歌も声もビジュアルもお芝居も全部が好き。寒くて寂しくて辛くて空腹で、言葉も失ってなぜ自分が泣いているのかもわからない。そんな怪物の話を聞いて、確か名古屋の柿ビクターは「やめてくれ」とでもいうように頭を抱えて振ってた。楽の時は…呆然と聴いてる感じだった記憶。

・城から逃げた後、付近の森の中で寒さに震えていただろう怪物。冬になって草やら動物やら食べるものがなくなって人里に降りてくるって、ホント悲しい…。それとは別次元で、コートを翻して走り去る怪物のカッコよさに惚れ惚れもしてた←

・カトリーヌを助けたところ。手下の歌詞に「あれは人間?人を助けた」とあるけど、まだ知性が戻ってない怪物が助けるかなぁと…そりゃその方が嬉しいけど、この時点の怪物は「助ける」という概念はまだ持ってない気がする。雄の本能で雌を奪ったとか??(え)

・あっという間に手下ーズにやられる怪物。お腹空いて力入らなかったんだね?(笑) 暗転してから、あのでかい怪物をヒョイっと肩に担いで去っていくの凄いなって毎回思ってた。このシーン、闘技場の前だから怪物は城から逃げた時の半裸に戻らなきゃいけなくて、♪逃亡者♪の歌い終わりで上手に捌けた後すぐにズボン脱いで腰布あててカトリーヌ抱き上げて出てくるの、大変だわ…(裏が気になるスタッフ脳←)

・これは書いとこう。闘技場のエヴァ様大好き。あのソロナンバーの歌声、シャウト、振り切ったお芝居。毎回聴き惚れて高揚してた。1789のパン屋襲撃を観たときの高揚感と似てる。

・闘技場の怪物のボディ、東京に比べてやっぱり小さくなってるなぁと。ダンス稽古、きっと大変なんだね(^^;;。この時の怪物は強いけど知性はまだ幼児だから、自分から攻撃しに行くことはほぼないし、身の危険も それほど感じないからトドメを刺す必要もない。でもそれはこの闘技場に集う人間にはわからない。「お前は人間じゃないから残忍になれ」と柿ジャックはいうけど、人間だからこそ残忍になれるんだよなぁと、毎回柿ジャックのバカー!と思ってましたw

・柿ジャックの拷問シーン。甲高い声でキャッキャしてるジャックだけど、突然低めの声で命令するギャップがさすがすぎて。あきビクターに比べて怪物のいたぶり方がいちいちリアルでエグすぎるけど、それが好きでした(こら)。やってることに目が行きすぎて、慣れるまで歌詞が入ってこなかった♪お前は怪物♪。これ歌うかっきー、歌い方も声もめっちゃ好みでカッコいい。やってることエグいけど←

・怪物、「朝から言葉が出てくる」と言ってるけど、言葉を理解する方はいつ頃からできてたのかな。人里に下りて捕まるまでは人間との接触もほとんどないはずだし、自分が何者かもわかってないはずだよね。この時点で怪物が自分を人間ではないと認識してるのは、この日に言葉が頭の中で出てくるようになって一気に語彙と情緒をつける過程での、ジャックの拷問で、「お前は怪物」「人間じゃない」「ゴミ」「壊れたおもちゃ」と言われたことが全部刷り込まれたのかなと…ビクターへの復讐心を、ジャックが意図せず煽っていた可能性…。怪物の自我にそれが刷り込まれた上でのビクターへの復讐心だとするなら、ジャック、アンタのせいだよ!と一発殴っていいかな←それなら、そもそもアンリを一発殴るべき

・カトリーヌとの会話。悲しいけど、二幕で唯一ほっこりできるシーン。何せ怪物が嬉しそうに笑ってる。カトリーヌがくる前に日記を眺めながら一瞬アンリの顔をしたんだけど、あのページには何が書いてあったんだろう…。どこかで和樹くんが怪物の知性にとっての「クマ、オイシイ」という言葉の重要性を語ってたけど、「怖く、ないのか、俺は、人間じゃ、ない」も、かなり難易度高い発言だと思う…

・怪物がカトリーヌに声かけられて両腕上げるのは、たぶん倒したクマがそうしてたんだなと思って見てた。ホントに威嚇なんだろうなと…でもTwitterで見かけたように、あれをレッサーパンダみたいだと思うと可愛い(笑)。その前の、カトリーヌに突然声かけられて「わあああっ」と驚いてるところも好き。

・腕上げて傷拭かれて、くすぐったがる怪物が可愛いし、自分がなんだか楽しい気持ちになったからカトリーヌにもやってあげようとするのも可愛い。ニコニコしてる怪物が、二度目の「北極」だけアンリに戻るの、大阪はさらにわかりやすくなってたね。

・♪そこには♪ あの怪物の声で歌うのとても難しいと思うんだけど、ほんと怪物だった。たまに現れるアンリとの差もわかりやすくて、ああ、過渡期なんだなってわかる。カトリーヌをぶん回すところ、楽では両手でカトリーヌの手を持ってて、こっちの方が可愛くて好き。カトリーヌに抱きついて胸に顔を埋める(というか擦り付ける)シーンも、あれ普通にやってたらかなり衝撃的なビジュアル()だと思うけど、あの怪物だから「よかったね」って心から思えるの、すごいことだなとふと気づいたかきかず楽。

・そんなほっこりなシーンをぶち壊すジャックとエヴァの登場。大阪に来てから、ジャックの楽園への旅の泊数が伸びてったらしいんだけど、楽は4泊5日…だったよね?(笑)

・引き離されて連れて行かれるカトリーヌに「やめろ!」と叫ぶ怪物。おお、知性…と毎回なってたし、大楽では拙いながら「カトリーヌ!」と呼んでたけど、かきかず楽どうだったのかな。記憶ない…

・カトリーヌから水を渡されて、嬉しそうに飲むところ。飲みながら片手はカトリーヌの手を握ってるのが辛い。握られて動揺するカトリーヌも辛い…

・カトリーヌのソロの迫力が大阪で見たらとんでもなくパワーアップしてて、惚れた。あれはかっこいい。カトリーヌ、底辺で生きる悲惨さの象徴だけど、本当好き。

・チューバヤとの戦い。出てきた時に柿ジャックのスティックがずっと怪物のお尻を狙ってて、かっきー何してんの(笑)となりました← 戦いが始まる前に下手で柿ジャックが怪物の髪を整えてたの好きだったんだけど、楽はなかったな…残念。そしてチューバヤに関節を外されるところ。足を外される時、一手間違うとほんと股関節痛めそうに見えてドキドキしてみてた。怪我なくてよかった…

・「こっちを見ないで化け物ー!」辛い。そう言われても楽の怪物は微笑んでたけど、あれ意味絶対わかってるよね。わからなくても、「仲良くなったお姉ちゃん」に理由もわからず拒絶されたってことはわかったはず。あんなん絶対トラウマになる…

・♪俺は怪物♪ まず、あの体勢で歌出せるのすごいね?ミュージカル俳優ってすごい。そして歌い出しで「冷たい土」って言ってるの、リアルすぎるね?舞台であの格好であれだけの時間寝転んでるの、絶対床冷たいし寒いと思うもん…。関節を嵌めながら歌ってるのも壮絶だし(大好き)、毎回、足は?足早く嵌めなよ!と思ってました(笑)。そして火を奪って、「燃やせばいい」と思いつく瞬間ね。なんかもう、怪物の知性が上がるのがわかるたびにテンション上がるようになってた(笑)。かきかず楽は放火してからの「血は誰かの血!」の前に咆哮してて、歌った後も凄くて、怪物の憤りと悲しみと怒りが凄かった。大楽は「肉は誰かのニクッ!」の後に数回咆哮しててさらに凄いことになってたけども…そこからの静かなメロディ。自分の身体を自分でギュッと抱く姿が本当に痛ましくて寂しそうで、怪物の怒りと悲しみを両方一気に浴びて、怪物&和樹くんもしんどいけどこっちもしんどくなってた…好き。←

・怪物から「平和」「人生」という概念的な単語が出てくるのは、アンリの頭脳故だよね。カトリーヌとのデュエットから俺は怪物までほぼ1日だと思うけど、すごい進化の仕方をしてて、同時にこの1日で怪物が味わった出来事と感情の幅が凄すぎてしんどい…

・時間が戻って「焦るな創造主よ」とビクターの前に現れるシーン。ここも二幕最初の登場と同じ…というか、さらに重たい雰囲気でとても好き。あの「俺は怪物」からビクターの前に現れるまで、怪物はどう過ごしてきたのか。ここのスピンオフが欲しいです←

・エレン処刑。裁判すらなく、民衆の私刑なのが怖い。処刑された瞬間、崩れるように仰向けに倒れるビクターのお芝居が好き。かっきーは本当にこういうお芝居上手だし、重たい感情を受け止められなくて苦しむのが似合う…(主観です)

・壊された実験室。このシーンのビクター、いつもより幼く見えて、怪物が理知的に大人に見えただけに、余計にしんどかった。怪物に必死で縋り付いて叫ぶ、血を吐くような「殺してくれぇ!」。そんなビクターに満足げにニヤリと笑って見下ろし、顔を寄せて「まだだ」「見苦しいぞ」と凄み、はたき捨てる怪物。ここの様子がものすごく怒りを抑えているように見えたの。それが怪物なのかアンリなのかは…きっと両方が絡み合ってたんだと思う。あ、でも研究を続けようとすることに対して怒っているのは怪物の方(アンリは研究を続けてほしいはず)だから、ここは主に怪物だったのかな。

・去り際に次回予告(笑)をして凄んで去っていく怪物。ここの怒りの溢れたシャウトも威嚇するような表情も大好き。

・傭兵たちとの会話。「あれは人間を超えた…化物だ」というビクターのセリフと言い方に、怪物の中にアンリもいるとは全く思っていないんだなぁと毎回悲しくなってた。

・ジュリア殺害。ジュリアは一緒にいたいと言っていたのに、怪物からは「お前の大切なものを奪う」と予告されていたのに、なぜもっと警戒しなかったの(怒)。←まず怒る

・兵士に変装している怪物。エレンを殺さず気絶させて罪を被せたり、変装して忍び込んで殺害して、わざと息あがった芝居までしてたり、怪物の知性が明智さん並みになってないだろうか← しかも、他の兵士が去ってビクターだけになってから正体を現す周到ぶり。考えてみたら、怪物はビクターがひとりの時にしか現れない。本当この怪物いろいろ恐ろしい←

・このシーンのビクターとジュリアの指に光る指輪が悲しかった…光を反射してキラキラしてて。ベッドの脇で崩れるように座って「どうして…」と呟くビクターと、それを見て薄く満足げに笑う怪物。怪物の動きに合わせて、もう動かないジュリアを守るように腕を伸ばすビクター。泣ける…

・このシーンの怪物の着てるコートが激ツボな私。ロシア将校的な外套がこんなに似合うなんて。こういう役の作品、どっかでやってもらえませんか…

・ジュリアを殺害したシーンの怪物。かきかず楽は、いつもより寂しそうに見えた。なぜかはわからない。この回は、「俺は北極へ行く、殺したければ来い。」このセリフが切れ目なく一気で、その後に少し長めの間があってからの、肩越しに少しビクターを見遣りながらの「待っている。」だった。いつもと違うテンポ感だったの、とても引っかかってる。あのシーンの怪物の気持ち…

・ビクターのソロ。悲しさ悔しさ後悔憤り…いろんな想いがぐちゃぐちゃで、でもそれがいいし、胸に迫る。だからこそ、あんなになってまで北極に来たのだなと…

・ジュリア殺害シーンの感想の多さに気づいてちょっと笑った。私どんだけ好きだったのこのシーン(笑)

・迷子の少年との会話。何かに気づいたように「ともだ…ち」という怪物は、やはりあそこでアンリのビクターへの想いとか視線とか、そういう情緒的な部分を思い出したのかなと…。「創造主は、かつての俺にとってとても大事な存在だったのだな…」と、事実としてではなく気持ちの部分でわかった、みたいな感じ(伝われ)

・歌い出す前の、少年と一緒に座るときの右手でのコート捌きが毎度ツボでした。あれは惚れる。

・「傷」、私が観た中で一番情感豊かというか、怪物の表情が豊かだった気がする。見たことのない怪物の表情…というか、歌詞ごとに微妙に表情が変化して、目も潤んでて、怪物、そんな表情もできたのね…って何故か涙が出てきた。そして「ひとりの怪物がいた」からの、ものすごい寂寥感。あれ聴けただけでもこの回観られて良かったと思った。歌い終わるとスーッと表情がなくなって、ビクターに対する時の無表情の怪物に戻っていった…なんなのあれ。凄いものを見た。

・この「傷」があまりに素晴らしくて、表情も豊かだったので(怪物比だけど)、本当にこれは全てが終わった後のシーンなのでは?と思ってみてた。見てたんだけど、それはラストシーンで思いっきりひっくり返されました(笑)。

・北極に、まさに「たどり着いた」という表現がぴったりの、ボロボロなビクター。そのまま放っておいても死ぬのは時間の問題だと思えるほど憔悴してるけど、そんなビクターにも容赦のない怪物に最後の力を振り絞るように挑んでくの、もう大好きで。たどり着いたビクターに気付いて薄く笑った怪物が、スタッと飛び降りて歩いてきて、ビクターに棒で殴られる前にニヤッと笑ったの。嬉しそうに。怪物は、ビクターが北極までやってきて、ここで最後の戦いができることに満足しているように見えた。息遣いと風の音だけが聴こえる二人の戦い、見応えがあってほんと大好き…辿り着くだけでボロボロで、勝てるわけもない戦いに、失った大切な人たちのために一矢報いようと必死な柿ビクター良き…

・銃を怪物に向けるけれど、怪物が両腕を広げても撃てないビクター。ならば、とナイフで襲おうとした怪物を、顔を背け、目も瞑って撃つビクター。柿ビクターは、君夢の時からずっとアンリ/怪物の想いや言動に苦しまされ、翻弄されてきたなぁと、楽の時にふと思った。かきかずのフランケンは、本当に「ビクターの物語」だなと…。

・ラストシーン、怪物が言う「ビクター」が、この日は完全にアンリだった。びっくりしたの。本当に。怪物の低めの声でさえなかった気がする。あまりの衝撃に、思わずオペラ外して私が天を仰いだ←

・あのラストシーンの怪物はアンリだった。日本語おかしいけど、確かにそこには2人いたと思う。復讐をメインで進めていたのは怪物だけど、アンリの復讐でもあった。「これが“俺"の復讐だ」の「俺」が、初めてアンリのことだと思えたし、アンリが言ってるんだと思った。映像的に言えば、2人の声が重なって聴こえて、見た目も怪物とアンリが重なっているような感じ…そりゃ、ビクターは呆然となるし、その後後悔が襲ってくるよね…。完全にいないと思っていた親友が怪物の中にいた事実、親友を一度ならず二度(研究をやめたことで夢の中で生きられなくしたので実は三度?)殺したこと、あんなに優しかったアンリを復讐に向かわせるだけのことを自分がしてしまった後悔。柿ビクターの最後の叫びにはもっとたくさんのことが重なってそう。

・この日のラストシーンの怪物は満足げな顔で事切れていて、怪物の中にアンリを見たビクターの最後の絶望の叫びもすごくて、なんかのインタビューで和樹くんが言ってた怪物のハッピーエンドだった。かきかず楽でこれ観られたの、とても嬉しい(><)。

・そして、完全に復讐を果たした怪物/アンリは、安らかな顔で旅立ってた。この怪物は生き返らない。そして北極に響くビクターの叫び。2人はこのまま最果ての地で重なって、凍土の一部となるんだなと…。 暗転直前の2人の絵が本当に美しくて、画面右下に「Fin」って見えた。(画面?)

フランケンシュタイン 完)

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◆おまけ。終わってからのツイート

丹野みどりのよりどりウィークエンド」アンリと怪物の復讐、と書いてたら、このラジオでそのまんまの単語を和樹くんが言ってたのを思い出した。今日はそうやって演じるつもりだったのかな。少なくとも二幕はそう感じた。ラストシーンの「ビクター」を聞いた瞬間の、今日の怪物のお芝居が全部繋がった!と思った感動がすごかったもん…

・甘えん坊で寂しがりやで強がりなビクターと、そんなビクターのことが好きで一緒にいるアンリ…好きでした。過去形になっちゃうの、悲しい…

あんまり呟いてないけど、柿ビクター、大好きです…←RTで回ってきたの読んで泣きそう なんならかきかず楽はアンリ/怪物と半々くらいでオペラロックオンしてた。目が4つ欲しかった。柿ビクのソロナンバーはどれも悲痛で、想いがそのまま歌になってて、涙腺刺激されまくる。大好き。これぞ芝居歌。