Peaceful Tree

主に加藤和樹さんを中心とした観劇やライブ参戦の記録やまとめ。考察や妄想もあるのでご注意ください。

フランケンシュタイン感想 名古屋公演〜大阪公演までの間に考えたこと。

※徒然に思いついたことを書いてます。 諸説入り乱れ。ツイートの記録だけど、後から足したこともあり。

・冴え冴えとした大きな三日月の月明かりの下、氷原で待つ和樹怪物とやっとたどり着いたボロボロの柿ビクター。薄く笑った後、無表情ながら嬉々として戦いだす怪物と、必死のビクター。ふたりの息遣いと戦う音、そして風の音だけが聞こえる北極。あのシーン、誰か映像にしてもらえませんか…絶対美しい。

・かきビクターは殺されるために北極まで来たと思ってたけど、ナイフと銃を二段構えで隠し持ってるあたり、あわよくば刺し違えるつもりだったんだなと昨日思った。もう生きていても意味がないけど、それならエレンやジュリアの仇を討ってから死のうと思うくらいには、あの二人を大切に思ってた気がする。

・「ただ一つの未来」って、歌ってる間にどのくらいの時間が経過してる設定なのかな。実験室に入ってきた時と比べて、「質問ですか?命令ですか?」「頼んだぞ、友よ」の二人の関係性は明らかに近くなってるし、同じ方向を見て同じレベルで意見を戦わせているが故の「パートナー」発言だと思うし。1曲の中で感情だけじゃなくて状況も変わっていくのが大好きだけど、この歌をストプレでやったならどんなシーンになるのかって想像したら、とても楽しい。絶対熱いシーンになるもん(*´艸`)。観たい←

・酒場の時点で既に首から下はツギハギが完成してて、あと首を乗せるだけって状態だったとしたら…怪物の身体は人体縫合の第一人者(だっけ?)のアンリが作った可能性が高いね?全部お膳立てして、最後にギロチンでスパッと切られた自分の首を乗せる…切り口綺麗だから縫合の難易度は高くない…うわぁ←

・アンリ本当やばいな…殉教者のように晴れやかにギロチンへの階段を上っていくのがとても怖いんだけど、それが信仰のためではなくビクターとの研究への執着なのがもう…マッドサイエンティストはアンリの方だよ←

・和樹アンリ、あれだけ爽やかに対人スキル高くて優秀なのに、知れば知るほど吸い込まれそうな闇を飼ってるのがツボすぎてホントにやばい。

・アンリが人間に絶望した出来事ってほんと何…少しずつのいろいろなガッカリの積み重ねの後に、決定的な何かがあったような気がするんだけど。

・和樹アンリのあれを信仰と表現するなら…その対象はあきかずの時は迷いなく突き進むあきビクター自身で、かきかずの時は二人で目指した研究そのものな気がする。柿ビクターは同志。だからこそ、「僕の想い、わかってくれるだろ?」のアンリと残される柿ビクターの対比が辛い。大好きですけども。

・柿ビクターが片膝ついて十字を切るシーン。なんでもいいからアンリを生き返らせてくれ…!って感じで大好き。生き返らせてやる、じゃないの、あのシーンの柿ビクターは。全力出してやれることは全部やって、もうあとは祈るしかない。呪いを与える存在のはずの神にさえ祈るビクター…良き。しかし神はビクターの望みを叶えなかった。一瞬叶ったかのように見えた安堵からか壊れかけるビクターだけど、ルンゲを殺し差し伸べた手を取らず床に倒れこむ怪物に、「神よ、また呪うか…」そう悟って、生み出した生命を自ら葬ろうと鎖を手に取る時の表情が好き。本当に1幕後半は怒涛の展開で大好き。